SEを目指す人が知っておきたいたったひとつの真実

これからIT業界を目指す（もしくは転職する）皆さんに、一つだけ知っておいて欲しい（というより自覚しておいて欲しい）と思うのは、自分の「仕事へのモチベーション」だと考えています。

自分の「仕事に対するモチベーション」を自覚せず、会社選びをしてしまうと不幸な結果を招いてしまうのではないか？と考えています。

「あなたがシステムエンジニアを志した理由を教えて下さい。」

新卒・転職採用面接で、誰もが必ず聞かれる質問ですね。

その時の回答第一位として挙げられるものは

「プログラミング（モノづくり）が好き」

という答えではないでしょうか？

好きだけでは続けられない

IT業界を目指す人はその思いに大小はあると思いますが、皆「プログラミングが好き。」という気持ちをもっていると思います。
けれど、「仕事」に対する気持ち・・というのは人それぞれその強さが違うものです。

例えば「仕事第一！休日も全て仕事に捧げたい！」という考えの人もいれば「もちろん仕事もしっかりしたい。けれど、プライベートも充実させたい。」という人もいます。
仕事に対するモチベーションは人それぞれなので、どっちが悪い・・とは私は考えていません。

やるべきタスクさえしっかり果たしていれば後は個人の問題だと思います。
フリーランスで大中小様々な会社に業務委託SEとして作業したときに感じたのが、「ワークライフバランスの度合いとやりたい事がやれる環境は会社の大きさに反比例している。」という事です。

具体的にいうと、大きい会社（俗に言う「名前を出せば、誰もが知っている会社」）は福利厚生も充実していますし、産業医も常駐しています。
また、知名度が高い分、長時間労働等の無理な働かせ方を社員に強いると、問題になった時に大々的にマスコミ等に叩かれ方はハンパない事が予想されるので、その辺りについてはかなりナーバスになっています。

又、会社の規模も大きいと「こういう事がやりたい。」という自分の意見（「例えば、自分はコーディングをたくさんやっていきたい。」等の）は届きにくい・・・という部分もあります。

だからこそ続けるためにも、好きという意外にも目的を持つことが大切なのです。

マルチスキルを身に着けるなら、中小企業へ

中小企業は会社の規模が小さい分、社員、一人一人の意見も通りやすいので、自分のスキル展望にそった仕事がやれる・・という傾向にあるかと考えています。
なので、「コーディングスキルを伸ばしたい」からといってコーディングだけをすることは非常に難しいです。

逆に、「管理職を目指したい」ならリーダー候補のプログラマとしてやっていく事も可能です。
中小企業やベンチャーは可能性しかありません！

ただ、「手を挙げれば何でもできる」反面、先に述べた「ワークライフバランス」的な部分は、大企業に比べると「なあなあ」になっているというか、無茶ぶりといか・・・負荷が高い働かせ方が横行？しているように感じられます。
（この部分はあまり細かく話すとお世話になった会社批判になるので、割愛しますが。。。）

これはあくまで私個人が感じた事なので、人によっては感じ方が違うかもしれません。ただ、就職・転職問わず、自分の「仕事へのモチベーション」としっかり向き合わず、「大企業だから」「給料が高いから」「○○（自分の好きなサービス）の会社だから」で会社選びをしてしまうと後になって「こんなはずじゃ無かった（哀）」となってしまう事態に陥る事になるのではないでしょうか。この点はSEに限らず、他の職種にも言えることかもしれません。

ですので、最終的には「自分自身の仕事へのモチベーション」を自らが知っておくのが、重要になるのではないでしょうか。
もし、自分自身で見つけらない場合は、転職エージェントに一度相談してみるのもいいかもしれません。

最終的に判断をするのは自分自身です。
しかし、他の人の意見を取り入れ、あなただけの最高のキャリアプランを作ることも非常に重要です！